会社員からスタートアップ創業者へ：ヒロのストーリー
大した意味はない雑談です。しくじり先生ではなく、私がうまく出来なかっただけですが、備忘録的に掲載。幸運にも聞かれる頻度が増えてきたので。
2000年にスポーツビジネスで創業し20年超。
会社のベースをあげるため 過去のプレスリリースを探して、今の自社プラットフォームにあげました。
近い将来、振り返り初心を忘れないように。
大学前
広島在住。中学から洋楽を聴き始め、007で海外に憧れ、スーパードクターKで外科医を志し、最高峰の国立医学部を受け二次試験で不合格。一浪後、滑りどめで受けた慶應理工に入学し仮面浪人を志すも慶應の素晴らしさが上回り進級。映画ザ・エージェントをみてスポーツエージェントに憧れるも、なり方が分からず、あるきっかけで総合商社に入りたいと漠然と考え始め初めて行った海外旅行インドネシアで気持ちを固める。大学理工学部ではコンピュータも機械も全然興味がなくAIを専攻。
また、怖くても突撃する勇気Focusする為、20才で怖かったし、必要もなかったけど自分で5万円払ってスカイダイビングをし、人生感が変わりました。初めての海外は大学3年でインドネシア1ヶ月。卒業旅行はトルコ1ヶ月。
1994年：慶應義塾大学理工学部卒ニューラルネットワーク(AI)専攻。
1994-2000:伊藤忠商事入社(IT 4年、金融 2年)
2000:起業(29歳)
戦略:自身の強みを活かしてスポーツ×IT
モデル:コミュニティ作成し広告モデル
結果:ビジネスモデル作りうまくいかず
HPづくりやシステムコンサル等ITで稼ぐ
2002:
戦略:自身の強みを活かしてスポーツ×IT
モデル:マラソン大会の記録計測
結果:2003年当時、中国で空白市場をみつけ最大の北京国際マラソン記録計測業務受託。成功。上海マラソン、アモイ国際マラソン受託。今のアールビーズ(ランナーズ)社のような成長軌道にのる。北京五輪前で、マラソン生中継の練習用に北京マラソンが選ばれて日本のテレビ局とも当時、自社最高売上の取引開始。イベント機材投資加速。記録計測会社だけでなく、日本人選手のAR/エージェントとして、主催者に招待選手売り込み商談成功。アフリカ人選手に混じり、交渉した日本人選手も4位入賞で、記録計測もうちで最高の日々。
2006:中国のパートナーの社長が交代し、信頼していた新社長に貴重な機材を「物質(ものじち)」にとられた上、裏切られ中国マラソン業務全て失う
ビジネスモデルスポーツエージェント
平行して選手代理人ビジネス本格化。日本人を外国のクラブに売り込むが、選手のレベルが低過ぎて相手にされず、逆に欧州のGMから良い選手を紹介してもらい 日本に売り込むモデルが確立。イタリアのエージェント会社のアジア地区GMとなり、当時リバウド選手のアジア地区国際移籍交渉、カカ選手の商業契約など日本企業と交渉し、プロ選手も、サッカー、バスケ、バレーで計60人超え忙し過ぎる毎日。年俸6000万円くらいの選手の契約前提でJ1のGMと韓国に視察にいくも、まさかのイエローカード累積で、そのブラジル人選手が出場してないことを、当日会場でGMに教えてもらい、怒られずむしろ慰められたことも。この頃は、経験数年の、まだ、未熟なエージェントでした。成功報酬だから金はない。商談管理のため、2007年にsalesforce導入しフル活用して超詳しくなる。
戦略:とりあえず生き残り
モデル:ITスキルをベースにマーケティング分析で収入を得る
結果:以前お世話になった方を頼り、外資系飲料メーカーの案件で拾って頂きデジタルマーケティング分析/DWH構築業務を2007年から2013年までサポートさせていただき週4日出社。(その後ITを活用したマーケティング分析や新規事業支援、Salesforceを活用したERP支援、Shopify 活用の支援は、その後も売上数千億円規模の日本を代表する大手百貨店、電力インフラ会社、東証1部コールセンター会社から売上 数十億円のマザーズ上場企業、お寺関連など多く業務をさせていただく)
その間、中国でやられた相手に一矢報いるため、中国に会社設立。数件案件獲得するも、基盤構築済みで、ワイロ天国中国市場では、中国人相手に勝てないと悟り撤退。また、当時の小泉首相の靖国参拝の影響など政治リスク高。また、損失かかえる。
→エージェント業務に集中。バレーボールの外国人選手で実績積み上げる。バレー、バスケの国際試合を見に行き、会場でいわゆるスカウト(ナンパ)し、いわゆる日本で珍しかった選手代理人の「名刺」手裏剣活躍の日々。(2006年世界バレー 、2006年世界バスケ,WC等から)。外国人、日本人選手の国際移籍を年に何件も実現。バレーやバスケでキューバ人選手の移籍を何件も実現し、キューバは強みとなる。日本や韓国のプロ野球球団と、キューバにスカウトに何回か訪問。
車で移動し野球選手をひたすらみる毎日。
また、バスケは韓国チームのプレシーズン合宿の来日アレンジを複数。チームに早朝から深夜まで帯同、同じプロバスケチームでも文化や考えが、かなり日本と違い、韓国チームの「大胆すぎる決断と実行スピード、でもお金は出すけど、君達できる？」につきあう学び多い日々、でも要望はやり切った。10日強の沖縄合宿のはずが、合宿中に状況が変わり身長2mの選手/スタッフら20人強を導き、九州をバスで北上し走りながらホテル、食事、対戦相手、練習環境をアレンジし、最後、広島から帰国したケースもあり、大変でしたがサポートはやり切り、非常に感謝されしっかり払って貰った。
バレー ボールは日本人選手の海外移籍をイタリア、トルコ、フランス、ドイツ、スペイン、アゼルバイジャンなど件数では、日本で一番多く行ったエージェントとなった。外国人選手の日本移籍も順調。外国人監督の日本移籍も実施。外国人選手と外国人監督がうちの契約で、両者がうまくいかないとき板挟みになり大変。
ラグビーは、ある日本人選手と契約し移籍交渉は成功、新チームに倍の給料でオファー獲得。ただラグビー特有の壁があり実現せず法廷闘争を検討するも、法廷闘争の数年間でその選手のキャリアが終わるので結論として移籍せず。エージェント料はパーに。
2011年の震災時には、契約した外国人選手が来日拒否で、エージェント料 何百万円の売上がなくなり、球団と選手の板挟みで大変。
前後しますが、2007年 中国でうまくいき中国人パートナーにまるっと盗まれたマラソンビジネスをカンボジアとベトナムで開始。アンコールワットハーフマラソン、プノンペンハーフマラソンを受託し、うまくいっていたが、隣国タイの会社と競争激化。ビジネスは拮抗状態。
ベトナムは第1回、2回のダナン国際マラソンなどで記録計測受託。4年以上一緒に頑張ってきた現地スタッフが、顔馴染みとなったクライアントから勝手に着手金、売上を受け取り、カジノで使い込み全額失う。赦しを乞うから、熟慮の末、チャンスを与えたが、やはり再度繰り返し、再度売上がなくなる。総額は彼の年収数年分。途上国では警察も裁判も未成熟で、弁護士を通じて正式に手続きをしても真剣に取り合ってもらえない状況、途上国の現状を再度理解。
日本では第1回から2016年の第5回まで富士山マラソンの外国人ランナー募集受託し2000人弱まで拡大。国内は記録計測受託だと他社とコンペになることも多く国内外で主催開始、計測は基本的に自社。
2020年2月には、カンボジア陸協と共催。公道使用パトカーも出動、知事も出席して頂き、KEPで新マラソン大会主催。
外国人ランナー招聘の専門家として、自治体主催の数千人から万人規模の大会主催者に講演するほど海外マラソンや外国人ランナーの運営ノウハウを蓄積。
2018年12月には、ブロックチェーン技術で作成した健康ポイントアプリ「元気ポイント（delight.fit）」β版をリリース。スポーツからヘルスケアへとフィールドを広げた。
ここまで、単発でなくどう顧客基盤を積み上げていくかが課題。
ビジネスモデルは、代理人、イベント、SaaSに集約。
2020年コロナで外部環境一変
- 選手代理人
外国人の来日とスカウトが難しく選手代理人は停滞。 - マラソン大会など主に主催イベント
カンボジアでもマラソン大会中止。
→今年から大会は再開されますが、戦略とリソース配分見直し中。
日本もマラソン大会も大規模には不可能。 - SaaS/DX支援
自社を実験台として先進的な取組みを推進
DXによる社内業務の自動化・分散化の実現 詳細：http://bit.ly/3vGddU9
外部環境において、外出や人混みを避けることに依存した新規事業の推進は難しい。そこで、優先順位を変え、マラソン大会事務局用に社内で使用していたAIスマホをSaaS化し「ディライト アシスタント 」と命名、現在PMFの段階である。蓄積されたマーケティングや営業力を駆使して、グローバルに展開しています。
- MRRの成長をみて、資金調達予定。
- 2022/6、AIスマホの成長にリソースを集中させる。エンジェルラウンドのピッチ動画（39分～）： https://youtu.be/rnef3GVhuLI
- 2022/10 資金調達リリースhttp://bit.ly/3zum0dP
- 2023/2 Founder Institute/ Oxford OXENTIA卒業
先輩起業家や投資家にいろいろ言われますが、愚直にお客様の課題解決に向き合うことを重視しています。
最新の1分ピッチ動画https://vimeo.com/805776227/147525d8b7