「前例なんて気にしない」をモットーにスポーツプラットフォーム事業を展開する株式会社ディライトは、以下の国際移籍を選手代理人の立場で実現しました。8月10日の球団からの発表をもって移籍が完了しましたのでご報告させていただきます。アルバレス選手は8月7日(日)に来日したばかりですが、8月12日（金）に１イニング登板し三者連続三振でデビューしました。
■概要
キューバリーグでトップクラスの成績をあげ、キューバ代表経験もあるペドロ＝アルバレス選手の独立リーグへの国際移籍を選手代理人の立場で支援させていただきました。
■背景
野球の大きな市場といえば、ご存じのとおり米国、日本、韓国、台湾となります。
外交上の理由で、キューバ人選手の米国への直接移籍は、現状不可能です。また、台湾や韓国の移籍も、中国や北朝鮮との兼ね合いから難しく、日本だけが独自の立ち位置にあります。
その結果、日本でプレーしているキューバ人野球選手は、以下の２つのパターンで来日してきました。
（1）命がけで他国に亡命後、MLBなどでプレーし来日するパターン
（2）一部の日本プロ野球球団（NPB）が、独自のルートでキューバから獲得するパターン
今回、日本の独立リーグを経てキューバ人選手がトップリーグに移籍できる道を初めて開きました。これは、韓国や台湾のプロ野球球団に限らず、新型コロナウイルスの影響で海外出張が難しくなっていた日本のプロ野球球団にとっても、朗報だと評価を頂いています。
弊社では、今後とも活動を継続していく予定です。
■弊社代表取締役 案野 裕行コメント
弊社ではこれまでキューバ人バレーボール選手の国際移籍を手掛けキューバについてかなり知見がありました。また、ご縁があり2013年から野球選手の移籍にもチャレンジしてきました。前例のないことに挑戦したものの、想像以上に多くの野球特有の壁があり、実現するまでに9年もかかりました。この度、キューバリーグのトップクラスの選手の国際移籍が実現し、支援してくださった日本側、キューバ側の関係者の皆様に感謝したいと思います。
■ペドロ・アルバレス投手コメント
私は7歳から野球を始め、9歳から本格的に始めました。多くのキューバ人野球選手にとって、日本でプレーできる新たな道となる機会を与えていただき、本当にありがとうございます。
アルバレス選手の詳細については、スポーツメディアや球団の発表をご確認いただけますと幸いです。
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